Category:工作
前回トレモロユニットの製作の記事の後篇です。今回は塗装から仕上げまでご覧ください。
元が白だったのですっかり色変えです。お客さんの希望でサンバースト仕上げを行います。
ネックもペグ等を違うものに交換するためネジ穴など埋め加工して下地を作ります。
サンバーストに色付けをし、クリアーで仕上げます。
ボディーも同様に下地→サンバースト→クリアーと仕上げていきます。
裏のみモノトーンにしたいとの希望でしたのでそのように塗装!
何週間か放置し塗装が乾燥した頃にはポリッシュという鏡面磨きを行います。
アイボリーのピックガード材を慎重に加工してピックガードも製作しました。
あとは細かい部分を微調整しながら慎重に組みつけていきます。
全てが手作業なので時間もかかります。
だんだんカッコ良くなってきて嬉しくなります!
ギター自体の調整は塗装前に行ってたので組みつけ後の試奏も問題なく素晴らしい音色です。
アーミング後の狂いもほとんどありません。
良いギターが出来ました(^^♪
今回県外のお客様でしたが、気長に待って頂いてたオーナー様の元へ郵送ではなく自ら車に積んで届に行かせて頂きました。
直接お会いして作業への思い入れ等沢山ギター談議をして無事納品となりました。
当初楽器屋さんにも相談したらしいですが、「塗装のみで10万!…トレモロユニットの製作は非常に難しいだろう…」
と言われて何年も考えたが諦めようとしたところだったみたいで、本当に喜んでいただけました。
直接届けることでお客様の喜ぶ顔を見れたのでこれが何よりの励みになります。